制作実績
滋賀県彦根市稲枝に建つ診療所である。
人は「家と職場(学校)を往復するだけの単調な移動パターン」よりも、「寄り道が多く、移動や行動が多様なパターン」の方が幸福度が高い傾向にあることから、人々の日常に「あえて寄り道したくなる導線」を生み出すことを目指した。
サンゴ礁の「多孔質構造」をモチーフに、診療所の機能を中心とし、周辺に広がる大屋根の軒下に小さなカフェや図書館などを散りばめ、目的がなくてもただ居られる空間を設計。音楽やラジオ体操などカルチャーを「処方」するアプローチにより、多様な人々がそれぞれの居方で「ただ居る」ことができる場を生み出した。